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#author("2021-10-15T15:25:33+09:00","ocha","ocha")
[[How2HomekitRaspi]]
** はじめに [#qb11023a]
HomebridgeはオープンソースのHomeKit用ブリッジです。HomeKitに対応していない機器をHomeKitで動作させるサーバーです。古いバージョンをこちら
[[How2HomekitRaspi]]
でも紹介しましたが、現在のバージョンを動かす方法をメモしておきます。
Homebridgeを動かすことで、HomeKitに対応していない機器のサポートが可能になり、さらにはプログラミングからHomeKitにアクセスすることが容易になります。
** Homebridgeが動く機器 [#pf5415d4]
Homebridgeのホームページはこちらです。
[[https://homebridge.io]]
ここにあるように、Raspberry Pi, 各種Linux, macOS, Windows, Docker (Linuxベースの簡易な仮想マシン環境?)でも動きます。
それぞれのインストール方法も書かれています。インストールは簡単です。
以下では、Raspberry Piでの一番簡単なインストール方法を説明します。
***インストール用SDカードを作る [#vaebc1df]
Homebridgeとプラグインなどを動かしてみると全体で400MBくらいのメモリを使用するようです。
Raspberry Piも525MB以上のメモリを搭載したモデルが良いと思います。
代位1世代のRaspberry Piは256MBだったので無理かもしれません。
今なら、Raspberry Pi 4かRaspberry Pi zero wが良いと思います。
以下ではzeroで試します。
まずは、Raspberry pi zero wとmicro SDカードを用意します。
次に、Raspberry Pi OSのページからSDカード用のインストーラプログラムPi Imagerをダウンロードします。
macOS用、Windows用、Linux用などあるので、適したものをダウンロードします。
https://www.raspberrypi.com/software/
このRaspberry Pi Imagerを動かします。
https://assets.raspberrypi.com/static/md-bfd602be71b2c1099b91877aed3b41f0.png
Storageのボタンで、使用するSDカードを選択します。
通常は、Choose OSのボタンで、Raspberry Pi OSをインストールするのですが、ここで、
+ Other specific purpose OS
+ Homebridge
の順番で選択を進めると、Raspberry Pi OSがインストールされて、同時にHomebridgeもインストールされます。
Homebridgeの動作に必要な最新のNode.jsもインストールされます。
#ref(imager_homebridge.png);
** micro SD cardの選び方 [#t1786a4d]
SDカードでシステムを動かすのは無理があるのか、安価なSDカードを使うと割と頻繁に動かなくなります。
ファイルシステムにエラーが出て、起動しなくなります。
サーバーとして2-3ヶ月くらい使ったところで、起動しなくなるSDカードが2-3枚ありました。
大手メーカーの少し高めのカードを使った方が良いとおもいます。
さらには、「産業用」「業務用」などの名前のついたSDカードもあります。
そういう製品を選ぶと少しは安心です。
容量は8GBもあれば十分です。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07YPJZX67/
https://www.amazon.co.jp/dp/B085GB4SQG/
**SDから起動する [#c7bd05a0]
用意ができたらSDをRaspberry Piに取り付けて起動します。
この時、画面に接続していると以下のようなメッセージが出ています。
#ref(pizeroboot2.png);
** WiFi設定する [#l97c2e3e]
この状態で、Raspbery PiはWiFi基地局として動いているので、スマホやパソコンなどから接続します。
#ref(step1.png);
ここで見えている Homebridge WiFi SetupというSSIDに接続します。パスワードは無しです。するとWiFi設定ダイアログが現れます。
#ref(step2.png);
ここで、使用するWiFiとパスワードを入力します。Raspberry PiのWiFiは高速な5GHzに対応してます。でもアンテナは小さくて性能が良くないので、場合によっては電波が届きやすい2.4GHz WiFiで接続した方が良いかもしれません。
#ref(step3.png);
** Homebridge設定ページを開く [#b7f6ce66]
するとWiFiに接続し直してくれて、そのDHCPからアドレスを取り寄せて設定してくれます。
画面をモニターしていれば取得したアドレスを知ることができます。
が、画面をモニターしていなくてもこの先に進めます。
#ref(step4.png);
ブラウザを開いて、http://homebridge.local に接続します。
#ref(step5.png);
これがHomebridgeの操作インタフェースのページです。アカウント名admin, パスワードadminでログインできます。
#ref(step6.png);
このページからいろいろな設定ができます。
QRコードをiPhoneで読み込めば、ホーム.appにHomebridgeを追加できます。
またHomebridge関係のプログラムを再起動したり、さらにはRaspberry Piを再起動したりシャットダウンすることもできます。
電源を切る前には、シャットダウンしておきましょう。