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Weavy: カード織りのためのインタラクティブデザインシステムと制作支援

五十嵐 悠紀,三谷 純



織り物は古くから行われており,縦糸と横糸を組み合わせて織ることで布を作りだすものである.中でもカード織りはとても単純で簡単な織り手法で,色のついた織り糸と穴の開いた四角いカード状の板があれば他には何も必要ないため,初心者でも手軽に行えるものである.
一方,織り柄をデザインすることは手作業であり大変である.織りデザインは1)それぞれの縦糸の色,2)カードの穴に通す際の縦糸の通す向き,3)それぞれのカードを回転させる方向と回転させる回数,などの要素によって決定する.また,できあがりの1目1目の形状は,正方形ではなく,カードの回転方向によって異なるため,それを反映したデザインをする必要がある.そこで,我々はカード織りを対象として,インタラクティブにオリジナルな織りデザインを行えるシステムを提案する.デザイン支援に加えて,カードに縦糸を通す際の制作支援も備えた.また,初心者を対象にユーザスタディも行ったので報告する.

Demonstrations

movie [MPEG-4 (12MB)]

デモプログラム ( weavy_ja_workshop.zip Java2)
こちらはドットDNPで行ったワークショップで使用した機能制限版です。 全機能を使用したい方は、英語版(weavy_en.zip)をお使いください。 (日本語版は準備中です。)

SIGGRAPH2013 Studio に参加してくださった方々のオリジナルデザイン (Flickr)

SIGGRAPH2013 Studio の様子、大日本印刷ドットDNPでのワークショップの様子はこちら

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Yuki Igarashi, Jun Mitani, "Weavy: Interactive Card-Weaving Design and Construction," IEEE Computer Graphics and Applications, vol. 34, no. 4, pp. 22-29, July-Aug. 2014, doi:10.1109/MCG.2014.77

五十嵐悠紀,三谷純: 「カード織りのためのテキスタイルデザインおよび制作支援」,芸術科学会論文誌 Vol.13, No.2, pp.97-106, 2014. [ 芸術科学会のPDFページへ ]

Yuki Igarashi and Jun Mitani. Interactive Card Weaving Design and Construction. ACM SIGGRAPH 2013 Talks, Studio, Anaheim, Jul. 2013. PDF


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