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複数の凸包を用いたカバー形状生成

五十嵐 悠紀,鈴木 宏正



実世界の物体の形状に合わせてカバー形状をデザインすることは難しい. 我々は物体の3次元モデルを入力として,複数のConvex Hullを用いることで入力モデルに沿ったカバー形状を生成する手法を提案する.提案手法は頂点群から複数のConvex Hullを生成するための頂点クラスタリングを行う.入力は3次元モデルの頂点と頂点同士の接続情報とし,システムは計算したクラスタリング結果を元に,複数のConvex Hullを生成して,これらの和集合をとることでカバー形状を計算する.

本提案手法である複数のConvex Hullを用いた頂点クラスタリング手法では複数のConvex Hullの体積の合計が最小化するようなクラスタリング結果を得ることができる.入力は3次元モデルの頂点と頂点のリンクを用いるため,複数の部品から成るようなモデルやPoint-based モデルにも適用可能である.本手法を用いることで実際の物体にフィットしたカバー形状を得ることができることを確認した.

Demonstrations

movie [MPEG4 (21.6MB)]

Publications

Yuki Igarashi and Hiromasa Suzuki. "Cover Geometry Design using Multiple Convex Hulls." Computer-Aided Design, Volume 43, Issue 9, September 2011, pp.1154-1162. PDF

五十嵐 悠紀,鈴木 宏正:「複数の凸包を用いたカバー形状生成」, Design シンポジウム 2010, 東京,2010年11月25-26日. PDF

五十嵐 悠紀,鈴木 宏正:「複数の凸包を用いたカバー形状生成」, Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム 2010 予稿集 , 神奈川,2010年6月. PDF


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