郡研を考えている学生へ


以下、参考になりそうなことを出来る限り書きました。
2016年2月9日更新。

郡研内部情報のページの一部も一時的に公開します.学科外からはidとpasswordを要求されます.
http://www.is.ocha.ac.jp/~kori_lab/temp/
例えば「昼ゼミ」をみると,研究室内でどのような論文紹介が行われているかがわかります.

[配属について]

  • 集中演習の得点(数学は2倍)に、郡の担当した講義の試験やレポートを点数化して足して、順位を決定します。
  • アピールや言い訳(博士後期に進みたいとか、単位がとれなかった事情など)があれば、はやめに郡にコンタクトをとることをおすすめします。メールでもいいです。多少の特別配点がありえるかもしれません。
  • 条件として出している講義の単位が取れていなくても、排除はしません。編入の学生などで受講できてない人は不利にならないように配慮します。
  • 順位は2月9日中に決めるつもりです。

[2016年年度の研究室メンバーの予定と研究室の雰囲気]

  • M1: 3名, M2: 4名, D2: 2名、ポスドク:2名です。
  • 新B4は情報科学科から4名募集します。
  • 研究室メンバーの出身学科は多彩です。情報以外に、工学、数学、経済学などがいます。私は物理です。
  • ポスドクはなんでも相談できる先輩です。2016年度は新たな2名が来ます。とてもいいやつらで、頼りになります。
  • 博士後期過程の学生やポスドクがいることは、この研究室の大きなウリです。
  • 研究室の雰囲気は、開闢以来ずっと、たいへん自由、和やか、まったり、仲良しです。
  • 毎月、研究室で食べ物作って飲んでいる気がします。

[B4の一年間]


  • B4のゼミは週一回(力学系の本の輪読)。
  • 週一回の研究室ミーティング。お昼に昼食をとりながらします。論文紹介や進捗報告などをします。
  • 数値計算の自習課題(C言語)を与えます。各自のペースで自習しますが、もちろん指導もします。
  • プログラミングの指導は、私はかなり丁寧なようです。学生のバグ取りが本当にうまくなりました(苦笑)。
  • 不定期の研究室セミナーなど(概ね月1回程度)。
  • 10月ころに研究室合宿(2012年は草津温泉、2013年は白樺湖、2014年は水上、2015年は那須高原)。
  • 卒研の着手は6月から9月ころ。就活や教育実習などの都合によってまちまちです。
  • 学会は主に物理学会に参加します。年に2回(9月と3月)、いろいろな町であります。B4は、成果が早くでれば3月に発表できるかもしれませんが焦る必要はないです。M1からはほぼ全員、年2回参加しています。
  • 修士の生活もB4と大差ありません。

[卒研の内容]


  • 道具は、微積、線形代数、数値計算(シミュレーション)、ベクトル解析、確率論、力学。
    特に微積と数値計算は必須。
  • 物理学の研究室ですが、物理学の事前知識はなくて大丈夫です。私を含め郡研の研究内容は、あまり物理っぽくないのでおそれないでください。ただ、物理が好きな人は必ず向いています。
  • 「ダイナミクス」(つまり、時間変化するものが対象)の研究です。
  • 郡の専門はシンクロ(振動子集団のダイナミクス)や、パターン形成ですが、それ以外のテーマにもいろいろ取り組んでいます。
  • テーマは学生と議論して決めます。積極的な、とんでもない提案はとても歓迎です。
  • 応用を常に意識しながら,数学的な研究を行っています。
  • 生物・医学・工学分野などの研究対象に積極的に取り組んでいます。
  • 生物では,体内時計、不整脈、細胞分化などが対象です。
  • 医学とも真剣に連携しており,臨床医とも議論しています。
    たとえば、睡眠障害や不整脈の治療への貢献を目指しています。睡眠や時差ボケは、いい可能性を秘めています。不整脈はなかなか難しそうですが、ゆっくり挑戦していきたいと思います。
  • 渋滞や交通流制御、経済格差などの社会現象も研究対象です。
  • ネットワーク系にもいろいろ取り組んでいます。PageRankのようなランキングの理論は今までいくつかやってきました。
  • 音楽・楽器に関する研究にも挑戦したいと思っています。

[研究室で学べること]


  • 数学的思考力、物理学、モデリング(現象を数式で記述し予測すること)、数値シミュレーションを学べます。
  • 数学力・数学的思考力は人と差を付けられる強力な道具です。今しか鍛えられません。しっかり鍛えてください。
  • 問題の発見から解決までの一連の作業を、数学的な切り口で行います。論理的思考能力が鍛えられると思います。 企業の研究所にいっても、SEになっても、他の自然・社会科学分野に進んでも、データサイエンティストになっても、ここでの経験は必ず活きると信じています。
  • 研究者を育てたいと真剣に考えています。
  • 君らが博士を取る頃には、社会が変わっていて、企業への就職が増えていると期待しています。

[研究室の道具]


  • デスクトップPCが一人一台。ノートPCは希望者に貸与。基本、マックです。
  • 計算機環境はかなり恵まれています(研究室で専有しているCPU数は100個程度。どれもほぼ最新)。私の研究分野では、日本でトップクラスかもしれません。
  • 冷蔵庫には素敵な飲み物がいろいろ。
    (夜になると学生たちがその素敵なものを飲みだしたりしています)
  • ガスコンロ、ホットプレートなどがしょっちゅう活躍しています。
  • ほかに、BBQコンロ、燻製器、たこ焼き器、無駄に?高級なコーヒーミルなどがあります。

[他大学、他研究室、企業、海外との交流]


  • 他大学(東大・東工大など)と普通に交流しています。
  • 生物に関しては京大の2つのグループと共同研究しています。
  • 郡はドイツで3年間研究生活してましたので、主に、ドイツなどヨーロッパに人脈があります。
  • アメリカにもある程度つながっています。
  • 学生を国際会議、留学に出来る限り送り出せるよう最大限努力したいと考えています。いい成果を出してくれれば、国際会議にいけます。

[研究室のポリシー]


  • 自主性を重んじます。あまり強制しません。でもたいへん励まします。
  • 研究・勉強について、郡はいくらでも付き合います。
  • 研究室にちょくちょく現れます。アポをとらなくても捕まります。質問・議論などはその時にどうぞ。
  • ゼミの遅刻や準備不足には厳しいです。
  • 「先生」は使わず「さん」で呼びます。郡の出身大学や分野の影響かもしれません。
  • 研究室に来る来ないも自由です。ただ、出来る限り来てほしいと思います。実際、来る量が多い人ほど、議論の時間がとれて、研究もすすみます。ほとんどのメンバーだいたい毎日来て、楽しく活動しています。
  • 博士後期課程の学生には通年で給料を出しています(リサーチ・アシスタントとして)。これを続けられるよう、研究費をとるなど出来る限りの努力をします。

[研究分野について補足]


  • 主に物理学会に参加します.その中の「領域11」という領域です.この領域は「その他物理学」的場所です.様々な研究対象とアプローチを許容する,おおらかな分野です.(工藤研も同じ領域です)
  • 郡研の研究は,その中でも特に分野横断的・学際的です.郡の業績は,物理だけでなく,化学分野,生物分野にも多いです.
  • 郡研の研究は,ニッチです.ニッチであることを目指しましょう.人と争う必要はありません.自分との戦いを楽しみましょう.
  • 研究室内でも人と戦う必要はまったくありません.みんなで励まし合いましょう.
  • インターネットの発展によって,この20年で世界は大きく変わりました.次の20年も,AIの発展などの技術革新にともなって世界は大きく変わると思います.その中で生き残り元気に活躍するには,強い専門性が大事になります.専門性は基礎力から来ます.大学では基礎が学べます.この機会を大事にしましょう.