Report Vol. 17

第17話:帰国しました(2)

こんにちは。ピッツバーグレポートの締めくくりとして、いままでのレポート内容の続報、 および皆さんからの返信内容の一部を紹介いたします。 すでに私のメールを捨ててしまった方には、内容を理解できないかと思いますが、ご了承ください。

★第2回:アパートの家賃等について
私の学生時代の知人に、ニューヨークやカリフォルニアに在住経験のある人が何人もいるのですが、 第2回のメールを出したら「ピッツバーグは安すぎる」というメールが殺到しました。 ピッツバーグの学生街の 1LDK の相場は $500〜700 前後ですが、カリフォルニアのサンノゼで $1200 くらい、 ニューヨーク郊外の住宅街でも同じくらいだそうです。 一番すごい友人では、マンハッタンの街中に $3400 のアパートを借りてる人がいます。ほとんど青山や広尾に住んでるような感覚です。

★第3回:研究内容について
壁は厚かったです。ここでは「世界一 ... なソフトウェアの開発を目指して」ということを書きましたが、 わずか半年間では既存の技術を勉強するのが精一杯でした。まだまだ修行が足りません。

★第4回:トロンボーンアンサンブルについて
残念ながら、日程の都合により1ヶ月半くらいで離脱しました。 4月のコンサートの日程に別の用事がぶつかっていることがわかった以降は、まったく行きませんでした。

★第5回:プロスポーツ観戦
メジャーリーグ野球も見てきました。$18 でした。日本のプロ野球と違って応援団などというものはないので、 みんな基本的には勝手に応援しているのですが、ときどき客席をあおるような音楽が流れてきて一斉に盛り上がります。 ちなみに私が見た試合のほうは、序盤2イニングで大量8点をとって、楽勝ムードで見ていたら、終盤までに10点をとられて逆転負け。そりゃないよー。

★第6回:食料品
私の知人(5人家族)で、1ガロン(4リットル弱)の牛乳を2日で飲み干す、というパワフルな家族がいることがわかりました (^^;;;
こういう家族でしたら、アメリカのスーパーの特売は嬉しいですね。

★第7回:運転
日本に帰って、さっそく運転しました。 さっそくウィンカーとワイパーを間違えて、好天のフロントガラスにウォッシャー液をまきました。とほほ。

★第7回:外食
終盤ちょっとバテましたが、アメリカの大量な食事を私は残さず食べる日が多かったです。 学生時代の大食いぶりを完全に思い出しました。体重はアメリカでは単位が違うので計ってませんでした。 帰国して計ってみると、半年で 2kg 増(体脂肪率は 1% 増)で、ほとんど誤差のような増加でした。

★第8回:ピッツバーグの中心街
この回に紹介した噴水とリバークルーズ、5月からオープンということで、楽しんできました。 噴水はホントに大きくて、かなり遠くから眺めても迫力あるものでした。 リバークルーズは、東京の隅田川下りみたいな、のどかなイベントでした。

★第10回:カーネギーメロン大学の学生
「卒業と同時に帰国するのは日本人が多い」という件ですが、逆にインド人のように 「卒業して数年アメリカで働いてから母国に帰国する人が多い」というケースもあることがわかりました。 聞いたところによると、インドでは先進国の勤務経験のある人の就職状況は、新卒の人よりずっといいそうです。 新卒での就職のために悲壮な努力を要する日本の状況からは、ちょっと想像のつかない現象ですね。

★第11回:銀行口座
「金とカードが先に出て、印刷が後」という件に同意のメールを多数いただきました。日本に帰ってきて、現金を下ろしに行ったら、 半年ぶんの膨大な記帳印刷の間に「そんなに印刷に時間がかかるなら、先に金とカードを出せよー」とイライラしました(笑)。

★第11回:人種のるつぼ
「日本人なのにアメリカで道を聞かれる」という件に同意のメールを多数いただきました。 それと、名前のスペルを間違えられるという件ですが、帰国直前にもファーストネームを「PATAYUKI」と書き間違えられたことがありました。 どうやら私の発音は最後まで向上しなかったようです。とほほ。

★第14回:めっきー
宇多田ひかるの「ひかる」って本名なのか、いまだに知りません (^^;;;

★第14回:悪口癖
これも同意のメールを多数いただきました。サンノゼ(カリフォルニア)などでは、外人の日本語勉強熱が高いらしく、 日本人っぽい外見の人がいなくても日本語で悪口を言いまくるのは注意したほうがいいそうです。

★第14回:帰国準備
ピッツバーグにつくった銀行口座は、日本からも手紙1本で解約できるそうです。よって私が明日死んだとしても、遺言に銀行口座の解約方法を書いておけば、私の家族はアメリカに残した私の遺産を相続できるようです(笑)。

それでは、長い間私のメールをお読みいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。これにて失礼いたします。

 

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